【中小企業診断士2次試験】実際の勉強時間と点数|不合格体験記

中小企業診断士2次試験に必要な勉強時間と実際の点数
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「中小企業診断士の2次試験は難しい?」

「何時間くらい勉強すれば合格できるんだろう」

本記事では、このような悩みを解決できます。

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まるさん
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まるさん

  • 中小企業診断士2次試験を2回受験
  • 独学と通信講座を両方とも経験

中小企業診断士に興味はあるけど、どのくらい勉強すれば合格できるのかいまいちピンと来ないですよね。

そこで今回は、私が過去2回受験したときのエピソードを交えて、中小企業診断士2次試験の合格に必要な勉強時間についてお話していきます。

この記事を読めば、中小企業診断士2次試験の合格に必要な勉強時間はもちろん、2次試験の勉強において意識すべきこともわかるので、興味がある方はぜひ読んで下さい!

目次

中小企業診断士2次試験は難しすぎる?

中小企業診断士の2次試験について、「合格するために必要な勉強時間は200時間」と書いてあるのをよく目にします。

そのため、「200時間の勉強で合格できるなら思ったより簡単かも…」と勘違いして勉強を始める人がいます。

悩んでいる人
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じゃあ「200時間で合格できる」ってウソなの?

いいえ、ウソではありません。
実際に200時間の勉強時間でも2次試験に合格できる人はいます。

まるさん
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しかし、200時間で合格できる人はコンサル業界での勤務経験があったり、公認会計士や税理士などの難関国家資格を取得していたりする場合が多いです。

また、2次試験は正解が公表されないため、何を基準に勉強すれば良いのか対策が難しく、運要素が強いと言われています。

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真偽は不明ですが、たくさん勉強しても合格できるとは限らない点が、2次試験の難易度が高いと言われている理由の1つです。

【体験談】中小企業診断士2次試験の実際の勉強時間と点数

私は「中小企業診断士2次試験の合格に必要な勉強時間は200時間」という情報を鵜吞みにし、まったく計画を立てないまま勉強を始めて失敗してしまいました。

これから受験を考えている人は、私の過去2回の受験エピソードを反面教師にして計画的に勉強を進めることをおすすめします。

ちなみに、2次試験の合格基準は以下の通りです。

筆記試験における総点数の 60% 以上で、かつ、1科目でも満点の 40% 未満がなく、口述試験における評定が 60% 以上であることを基準とします。

試験に関するよくある質問(FAQ)

つまり、①4科目で240点以上、かつ②4科目すべて40点以上ということです!

まるさん
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それでは、2次試験を受験したときの実際の勉強時間と点数について、以下の流れで解説していきます。

実際の勉強時間と点数|独学(1年目)

私が中小企業診断士2次試験を初めて受験したのは令和4年度で、8月の1次試験を受験してから独学で勉強を始めました。

その結果、1年目の勉強時間は113時間でした。

「勉強は得意だから200時間も勉強しなくて大丈夫でしょ」と甘い考えで受験し、230点で見事に落ちました。

試験科目勉強時間点数
事例Ⅰ27時間68点
事例Ⅱ24時間45点
事例Ⅲ17時間57点
事例Ⅳ45時間60点
令和4年度中小企業診断士2次試験の実際の勉強時間と点数(科目別)

上の表から、勉強時間と点数は比例していないことがわかります。

1次試験とは異なり、2次試験は勉強すればするほど点数が取れるというわけではありません。

1年目で独学に限界を感じたため、2年目は通信講座の受講を決意しました。

実際の勉強時間と点数|通信講座(2年目)

令和5年度はクレアールの2次合格パーフェクトコースを利用して2次試験の勉強に取り組みました。

令和4年度に1次試験は合格したので、翌年は免除になります。

まるさん
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その結果、2年目の勉強時間は525時間、点数は231点でまたまた不合格でした。

試験科目勉強時間点数
事例Ⅰ117時間61点
事例Ⅱ128時間58点
事例Ⅲ121時間50点
事例Ⅳ159時間62点
令和5年度中小企業診断士2次試験の実際の勉強時間と点数(科目別)

1年目の4~5倍の勉強時間を費やし、通信講座を利用して勉強したにもかかわらず、合計点は1点しか上がりませんでした。

その理由は、選んだ通信講座が自分には合っていなかったからです。

「料金が安くて合格祝い金も充実している」という理由でクレアールを選びましたが、クレアールの非常識合格法が自分には合っていないと途中で気が付きました…

まるさん
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通信講座を選ぶときは料金だけでなくサポート体制や講座内容など、いろいろな面で通信講座を比較検討することをおすすめします。

1次試験の免除は2年間のため、3年目は1次試験から受験しなければなりません。

1次試験からのやり直しは本当に心が折れるので、絶対に同じ失敗をしないようにしてください

他の受験生たちの実際の勉強時間

ここでは、他の受験生たちが2次試験の合格までにかかった勉強時間を調べた結果についてお話します。

ちなみに、私は2年間で合わせて638時間勉強しました。

まるさん
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ストレート合格した人の中には、150時間で合格した人もいれば、500時間以上勉強して合格した人もいます。

2年目以上になると、1000時間以上勉強している人もいます。

200時間で合格できる人はほんのひと握りで、合格者の中には2次試験の勉強を1000時間以上した人もいます。
200時間勉強すれば合格できると思い込みすぎないようにしましょう

中小企業診断士2次試験の合格に必要な勉強時間は?

今まで2次試験を2回受験してわかったことは次の2点です。

・200時間の勉強時間では合格できない

・大切なのは勉強時間ではない

また、本記事の最初で解説した「中小企業診断士試験は運要素が強い」ということもあながち間違いではないと感じました。

例えば、令和5年度事例Ⅱではスポーツ用品に関連する企業について出題されましたが、野球経験のある人が若干有利になる問題も出題されています。

また、店舗運営を本業にしている受験生が事例Ⅱの点数で40点未満だったという話もあり、どれだけ知識や経験があっても採点する試験委員の先生が好む解答を書かなければ合格できないと一部では言われています。

通信講座の中には、試験委員の先生について分析して傾向と対策を行う予備校もあります!

まるさん
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「勉強時間200時間!」はウソ

上記で解説したように、2次試験合格に必要な勉強時間は人によって違うため、「勉強時間200時間」はウソというのが結論です。

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じゃあ、なんでいろんなサイトに200時間って書いてあるの?

実は、多くのサイトで言われている「勉強時間200時間」は、2次試験の合格に必要な勉強時間が200時間であることを意味しているわけではありません。

本当の意味は、「ストレートで合格したいなら最低200時間は勉強しなければならない」という意味です。

1年目の2次試験が惜しくも不合格だった人は、翌年に向けて2倍、3倍の勉強をして試験に挑みます。3回以上挑戦している人はもっと勉強しているでしょう。

そのような受験生たちに勝つためには、「最低でも200時間」勉強しなければならないということです。

仮に1次試験が終わってから2次試験の勉強を始めるとしたら…

令和6年度の場合
1次試験:8/3(土)と8/4(日)の2日間
2次試験:10/27(日)

1次試験から2次試験まで、83日間(約12週間)あります。
そのため、毎日2.4時間(週17時間)すれば200時間の勉強時間を確保できるでしょう。

しかし、もっと勉強したい場合、1次試験が終わってから対策を始めていては間に合いません。

1次試験前から2次試験の勉強を進めておくことをおすすめします。

「事例Ⅳ」の勉強を始めておくと、1次試験が終わってからの勉強がかなり楽になります!

まるさん
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大事なのは勉強”時間”と勉強”方法”

1次試験は暗記中心の試験であるため、勉強すればするほど点数が上がっていきますが、2次試験は違います。

論理的思考力や記述力が求められる試験であるため、勉強の量だけでなく質も必要になります。

そのため、どのように勉強すれば効率よく進められるのか、どのような勉強方法が自分に合っているのかを早くから調べておきましょう。

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また、「勉強の量よりも質のほうが大切」と書いてあるサイトもありますが、私は「量も質もどちらも同じくらい大切」だと考えています。

勉強の量が大切であると考える理由は、
多くの事例を解くことによって、与件文の理解解答に使えるキーワードの選定一貫性のある解答作成のスピードアップを図ることができ、試験時間内で十分な解答を作る能力を養えるからです。

この能力を習得できる時間がだいたい200時間だと言われています。

80分という試験時間は長いように感じますが、実際は全然時間が足りないのです…

まるさん
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よくある質問(2次試験の勉強に関するQ&A)

1次試験が終わってから勉強を始めても間に合う?

間に合いますが、合格は厳しいかもしれません。

初めて中小企業診断士を受験する場合、1次試験が終わって勉強を始める人が多いです。
ただしストレートで合格したいのであれば、「事例Ⅳ」を得点源にできるように1次試験前から勉強に取り組み、他の受験生と差をつけましょう。

何の資格を持っていたら勉強時間を短縮できる?

公認会計士・税理士・簿記2級以上です。

中小企業診断士2次試験は「事例Ⅳ」で高得点を取れるかどうかが合否に大きく影響します。
上記の資格を持っていれば「事例Ⅳ」の勉強時間を短縮して他の科目に回すことができるため、大きなアドバンテージになることは間違いないでしょう。

事前に勉強しておくべき資格はある?

時間に余裕がある場合は、簿記2級を取得しましょう。

簿記2級を持っていれば「事例Ⅳ」で高得点を期待することができますが、時間に余裕がない中で2次試験のために簿記2級の勉強をするのはやめましょう。

2次試験の勉強とフルタイムの仕事の両立はできる?

はい、できます。

2次試験の勉強方法は過去問演習であることが多いため、「試験時間の80分で問題を解く→100分で解答解説の確認と復習」の1事例3時間を目安に考えるとよいでしょう。

1日目に80分で問題を解き、2日目に100分で解答解説の確認と復習をするサイクルで勉強する場合、1日1時間半くらい勉強時間を確保できれば仕事をしながら勉強を進めることは可能です。

【まとめ】2次試験合格に向けて自分に合う”勉強計画”を立てよう

今回は、中小企業診断士2次試験の合格に必要な勉強時間について解説しました。

この記事でわかること

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1次試験とは異なり、2次試験は他の受験生よりも多く勉強すれば合格できるという試験ではありません。

勉強の量だけではなく質も意識したやり方で、なおかつ自分に合う勉強方法を見つけることができれば、間違いなく2次試験の合格は近いです。

ストレートで中小企業診断士に合格するためには、受験経験のある人の話を聞いて自分に合う勉強計画を立てるようにしましょう!

まずは独学か通信講座か選ぶところから始めましょう

まるさん
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