【中小企業診断士1次試験】実際の勉強時間と点数|科目別・知識ゼロから独学で合格

中小企業診断士1次試験に必要な勉強時間と実際の点数
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「中小企業診断士の1次試験って難しいのかな…」

「どのくらい勉強すれば合格できるの?」


本記事では、このような悩みを解決できます。

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まるさん
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まるさん

  • 中小企業診断士1次試験を知識ゼロから独学で一発合格
  • 7科目すべて60点以上/総得点500点越え

中小企業診断士を取得しようと思っても、「経営の知識が全くない」という方は本当に合格できるのか不安ですよね。

そこで今回は、私が実際に受験したときのエピソードをもとに、中小企業診断士1次試験の合格に必要な勉強時間についてお話していきます。

この記事を読めば、中小企業診断士1次試験の合格に必要な勉強時間はもちろん、1次試験の勉強で注意すべきこともわかるので、合格できるか不安な方はぜひ参考にしてみて下さい!

目次

中小企業診断士の勉強時間1,000時間はウソ?

中小企業診断士についてネットで調べてみると、多くのサイトで「合格に必要な勉強時間は1,000時間」と書かれています。

しかし、実際には500時間未満で合格する人もいれば、2,000時間以上勉強して合格できない人もいます。

だから、「1,000時間勉強すれば合格できる!」と思い込むのはやめましょう。

例えば、1,000時間より少ない勉強時間で中小企業診断士に合格できる人は次のような人です。

・会社経営者
・コンサル業界での勤務経験あり
・金融機関での勤務経験あり
・公認会計士資格保有者
・税理士資格保有者
・簿記2級以上資格保有者

上記はほんの一例ですが、中小企業診断士に関連する知識や経験を持っている人は勉強時間を短縮できる可能性があります。

特に、1次試験は膨大な範囲の知識を理解して暗記しなければなりません。

そのため、1次試験に関連する知識や経験があれば大幅に勉強時間を短縮できます。

独学か通信講座かでも必要な勉強時間は変わってきます!

まるさん
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【体験談】中小企業診断士1次試験の実際の勉強時間と点数

合格に必要な勉強時間は人それぞれだと述べましたが、実際に受験した経験がある人を参考にすることはできます。

参考にするときは次の点に注意して情報を調べるようにしましょう。

勉強を始める前に1次試験に関連する知識や経験があったかどうか

ちなみに、私は大学の学部は1次試験とまったく関連のない学部でしたし、社会人としてコンサルや金融、経理職などの経験もありませんでした。

1次試験は初めて勉強する内容ばかりでとても苦労したのを覚えています。

まるさん
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それでは、私が中小企業診断士1次試験に合格したときの実際の勉強時間について、以下の流れで解説していきます。

独学で合格したときの実際の点数

中小企業診断士1次試験の7科目合計の点数は506点でした。

科目ごとの点数の内訳は以下の通りです。

試験科目科目合格率点数
経済学・経済政策10.5%84点
財務・会計13.3%68点
企業経営理論17.3%70点
運営管理16.1%75点
経営法務26.9%80点
経営情報システム18.5%64点
中小企業経営・中小企業政策10.9%65点
令和4年度中小企業診断士1次試験の実際の点数(科目別)と科目合格率

ちなみに、1次試験の合格基準は次の通りです。

第1次試験の合格基準は、総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満のないことを基準とし、試験委員会が相当と認めた得点比率とします。

試験に関するよくある質問(FAQ)

つまり、①7科目合計で420点以上、かつ②7科目すべて40点以上ということです!

まるさん
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中小企業診断士1次試験に関しては、毎年科目ごとに合格者数が公表されます。

科目合格者数が公表されることで科目別の難易度がわかり、翌年度の1次試験の難易度を予想することができます

この難易度予想をもとに1次試験の勉強計画を立て、どの科目にどのくらい勉強時間を割くのか考えてみましょう!

まるさん
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独学で合格したときの実際の勉強時間

中小企業診断士1次試験の合格までにかかった勉強時間は846時間でした。

独学だったためどのように勉強を進めたらよいか分からず、非効率な勉強方法でかなり時間をかけて勉強しました。

以下は科目ごとの勉強時間の内訳です。

試験科目実際の勉強時間点数
経済学・経済政策117時間84点
財務・会計138時間68点
企業経営理論174時間70点
運営管理131時間75点
経営法務121時間80点
経営情報システム102時間64点
中小企業経営・中小企業政策63時間65点
中小企業診断士1次試験の実際の勉強時間と点数(科目別)

使用した教材は、受験生から好評の「TAC出版スピードテキスト」と「過去問完全マスター」です。

試験科目スピードテキスト過去問完全マスター
経済学・経済政策51時間66時間
財務・会計68時間70時間
企業経営理論54時間120時間
運営管理41時間90時間
経営法務60時間61時間
経営情報システム46時間56時間
中小企業経営・中小企業政策38時間25時間
「スピードテキスト」と「過去問完全マスター」の勉強時間の割合

スピードテキストよりも過去問完全マスターに多くの勉強時間を費やしていることから、過去問を中心に1次試験対策をしていたことがわかります。

勉強のやり方が分からず、暗記のためにたくさんの勉強時間を確保しないといけませんでした…

まるさん
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「スピードテキスト」と「過去問完全マスター」を繰り返し勉強すれば、誰でも独学で1次試験に合格することは可能です。

しかし、私のように1次試験に勉強時間を割きすぎると2次試験の勉強時間を確保できず、その結果不合格となってしまうでしょう。

他の受験生たちの実際の勉強時間

1次試験の合格に必要な勉強時間は、人によってまったく違います

スクロールできます

SNS上の受験生による投稿を見ると、200時間程度で合格した人もいれば1,500時間以上勉強して合格した人もいます。

それぞれの方の知識や経験の有無はわかりませんが、人によって1次試験合格までの勉強時間に差があることは明らかですね。

大事なことなのでもう一度言いますが、

受験経験者の勉強時間などを参考にしたい場合は、その人が中小企業診断士に関連する知識・経験をもっていたのかまで調べましょう。

中小企業診断士1次試験の合格に必要な勉強時間は?

色々なサイトを見ていると、次のように書いてあることが多いです。

中小企業診断士の合格に必要な勉強時間は1,000時間
2次試験の合格に必要な勉強時間は200時間

悩んでいる人
悩んでいる人

つまり、1次試験の合格に必要な勉強時間は800時間ってこと?
でもさっき勉強時間は人それぞれって言ってたよなぁ…

知識ゼロから合格に必要な勉強時間は○時間!

知識ゼロから1次試験合格に必要な勉強時間は、独学で勉強するか通信講座を利用するかで異なります。

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独学/通信講座必要な勉強時間経済学・経済政策財務・会計企業経営理論運営管理経営法務経営情報システム中小企業経営・中小企業政策
独学600~700時間80時間120時間120時間100時間80時間100時間60時間
通信講座500~600時間60時間100時間90時間90時間70時間70時間50時間
独学・通信講座それぞれの1次試験合格に必要な勉強時間

通信講座を利用すれば独学よりも効率よく勉強することができ、100時間以上勉強時間を短縮できます。

たった100時間?と思うかもしれませんが、この100時間を2次試験の勉強時間に充てることができれば、大きなアドバンテージとなることは間違いありません。

もう少し余裕をもって合格したい場合は+100時間ほど勉強すれば安心でしょう。

悩んでいる人
悩んでいる人

たくさん勉強しなきゃいけないのはわかったけど、週にどのくらい勉強したらいいんだろう…

中小企業診断士1次試験の試験日は毎年8月上旬に実施されるため、そこから週ごとに必要な勉強時間を計算すると

スクロールできます
独学/通信講座R6年6月
勉強開始
7月
勉強開始
8月
勉強開始
9月
勉強開始
10月
勉強開始
11月
勉強開始
12月
勉強開始
R7年1月
勉強開始
2月
勉強開始
3月
勉強開始
4月
勉強開始
5月
勉強開始
独学11時間12時間13時間14時間15時間17時間19時間21時間25時間29時間36時間48時間
通信講座9時間10時間11時間12時間13時間14時間16時間18時間21時間25時間31時間40時間
独学・通信講座それぞれの週ごとに必要な勉強時間(概算)

もし来年の1次試験に向けて今から勉強を始めるなら、週12~14時間の勉強で合格できます。

まるさん
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社会人の場合は勉強時間を確保するのが大変なので、なるべく早く勉強を始めるようにしましょう!

大事なのは勉強”時間”ではなく勉強”期間”

これまで1次試験の勉強時間について解説してきましたが、合格に必要なことは何時間勉強したかということではありません。

もちろん多くの勉強時間を確保することは大切ですが、意識してほしいのは1次試験まであと何日残っているかということです。

つまり、1次試験までの残り期間からどのくらい勉強時間を確保できるか考えて、確保できる勉強時間の中でどのように勉強すれば合格できるか戦略を立てることが大切!!

中小企業診断士に合格するためには、1次試験を効率よく勉強することが大切です。

独学で勉強するのか、通信講座を利用するのか、自分に合った勉強方法を選んで試験までの勉強計画を立てるようにしましょう。

よくある質問(1次試験の勉強に関するQ&A)

1科目どのくらい勉強したら60点取れる?

1科目につき70~80時間くらいです。

もちろん科目によって異なります。
1次試験に関連する知識や経験の有無、独学なのか通信講座を利用するのかによっても異なります。

4月から1次試験の勉強を始めても間に合う?

はい、間に合います。

実際にGWが終わってから勉強を始めて合格している方もいます。
1次試験の知識がまったくない場合は、少なくとも週30時間は勉強時間を確保しましょう。

どの科目から勉強するのが効率良い?

2次試験と関連のある科目から勉強するのが良いでしょう。

おすすめは「企業経営理論」です。
2次試験と関連が少ない科目は後回しにしても大丈夫です。

簿記2級やFP2級を持っていたらどのくらい勉強時間を短縮できる?

簿記2級を持っている場合、「財務・会計」の勉強時間を30時間くらい短縮できます。
FP2級を持っている場合、あまり勉強時間の短縮には繋がらないでしょう。

簿記2級については、勉強時間の短縮よりも中小企業診断士の合格にとても有利であるという特徴があります。

事前に勉強しておくべき資格はある?

時間に余裕がある場合は、簿記ITパスポートを取得しましょう。

簿記は1次試験の「財務・会計」と2次試験の「事例Ⅳ」、ITパスポートは1次試験の「経営情報システム」を中心にすべての科目と範囲が重なっています。

ただし時間に余裕がない場合は中小企業診断士の勉強が疎かになってしまうので、あまりおすすめしません。

1次試験の勉強とフルタイムの仕事の両立はできる?

はい、できます。

受験者の年齢層は30代と40代の男性が多く、実際に働きながら朝や夜、その他スキマ時間を活用して勉強している方がほとんどです。
家庭がある方はパートナーに理解してもらい、勉強時間を確保して両立しています。

【まとめ】1次試験を効率よく勉強して中小企業診断士ストレート合格を目指そう

今回は、中小企業診断士1次試験の合格に必要な勉強時間について解説しました。

この記事でわかること

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暗記中心の1次試験は勉強すればするほど合格が近づきますが、効率の悪いやり方で勉強していると2次試験の対策が疎かになります。

そこで、自分に合う勉強方法で効率よく1次試験に合格できれば、他の受験生よりも有利に2次試験の勉強を進めることができます。

ストレートで中小企業診断士に合格するためには、1次試験の段階から2次試験を意識した勉強計画を立てるようにしましょう!

まずは効率よく1次試験に合格する方法を知るところから始めましょう。

まるさん
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